3月の逢瀬 ② サプライズ&ホーム その2
続きです。
彼と遠距離になって2年。
月1回の逢瀬が、私たちのペースだって思ってた。
それが、2月も、3月も。
2回逢える機会を作ってくれた彼に感謝。
逢瀬の当日。
彼が乗った新幹線がホームに到着した。
「逢いたかったよ~」と、彼のハグ😊
「4日前に逢ったばっかりだって」と、わたし😆
駅の改札口を抜けて、わたしの車を停めてある駐車場へ。
そして。
私たちは「ホーム」と呼んでいるお部屋へと向かった。
そこは、遠距離になる前の7年間の逢瀬で、一緒の時間を
過ごしたお部屋💕
部屋に入り、ドアを閉めた瞬間から
込み上げてくる思い。
好きとか、愛してるとかは二の次。
お互いの身体を求め合った、付き合い始めの頃。
気持ちのすれ違いが起きて、どんどん溝が深くなって。
わたしが病気の診断を受けた日の、涙の逢瀬。
彼と遠距離になる前の、最後の逢瀬。
彼とのこれまで。
ここでの時間を抜きには考えられない。
彼とわたしの「これまで」がギュッと詰まってる。。。
そんなことを思ったら、とても感慨深くなった。
思わず。後ろから、彼に強く抱きついた。
「どうした?」と、彼。
「いろんなこと思い出しちゃった」と、わたし。
「俺たちの『ホーム』だからね、俺も同じ」と、彼。
しばらく、黙ったままハグ。
彼に続いて。
わたしはシャワーを済ませた。
「おいで」
彼がわたしを招き入れた。
彼の腕のなかに包み込まれて抱きしめられた。
うれしさ、切なさ、悲しさ、怒り、涙。
次々と思い出す「ホーム」での彼とのこと。
慣れ親しんだお部屋の雰囲気も後押ししたのか。。。
彼が欲しい!
わたしから、彼を求めた。
彼は、わたしに応えるように受け止めてくれた。
彼の腕枕で。。。
「、、、たまには彼女からのアプローチもいいな~」と、彼😊
「グイグイ来られても平気?」と、わたし(^_^;)
「うん、それ、俺の本望💓」と、彼。
それから、持参したお弁当を
お部屋のレンジで温めた。
ふたりで食べながら、ここでの
いろんな思い出話に笑い合った。
「クリスマスの夜に満室だったよね?あの時、らぶに激ギレ
されたなーって、でも俺のせいなの?って思ってた😅」
「らぶがお湯を張ってくれたけど、めっちゃ熱くて浴槽に
入れなかったよね~」
わたしへのダメ出しが止まらない😫
今になって言う???(笑)
いやいや。
本音を隠さない。
これ、すごーーーく大事😊
「また、ここに来ようね」
そう言って。
お部屋を出て、新幹線の駅へと向かった。
夕飯を済ませ、改札を抜けて、待合室へ。
新幹線を待っている間。
「らぶがいっぱい笑ってくれて、楽しそうにしてくれて
俺、すっごくうれしかった、今日逢えて本当によかった」と、彼。
「ちょっと、、、エッチになりすぎたよね🙇」と、わたし(;´∀`)
「それは、いつでもOKだよ💓」と、彼。
今日、最後のキスとハグをして、彼が新幹線に乗り込んだ。
別れ際は、やっぱり涙をがまんできず😢
彼を見送って、車に戻る途中で彼からメール。
「突然逢いたいと言った俺に、今日はありがとう」
「どうしても越えてはいけない壁に当たるまでは、らぶの
そばにいたい、それが俺の願いです」
今日。この言葉を、
『ホーム』で言いたかったの?
しばらく考えた。
わたしも同じ。
つないだ手を、まだ離したくない。