7月の逢瀬① Just the Way You Are その1
5月の二度目の逢瀬。
6月の逢瀬。
2回とも、わたしからドタキャンした。
逢瀬を待ちわびてる彼の気持ちに応えられなかった。
わたしの気持ちを揺さぶるネガティブな出来事が、
私たちの逢瀬を遠ざけた。
ずっと彼に心配をかけてた。
申し訳なく思ってた。
だけど、次々と心の動揺を引き起こすことが
立て続けに起きて、わたしの心は不安定なまま。
「俺がらぶのところに行くよ」と、彼。
「ううん、大丈夫、そっちに行く」と、わたし。
「無理してない?」と、彼。
「うん、たぶん行けるから」と、わたし。
逢瀬の当日。
新幹線の到着時間より30分も早くから
駅でわたしを待っててくれた、彼。
ホームに着いたわたしを出迎えてくれる。
「おはよう、来てくれてありがとう」と、彼。
それから、お茶して。
彼の車で、駅から1時間ほどの離島へ。
有名な観光地なので、人が多い。
それはともかく。。。
暑い💦💦💦
なんなん?この暑さは😵😵
日陰がほとんどない。
直射日光が降り注ぐなか、散策する。
次第に暑さに耐えきれなくなって。
「前もって言ってくれてたら、
日傘持ってきたのに!!暑いだけでしょ!」と、わたし。
彼にダメ出し💣
「ごめんね。。。リサーチ不足だった」と、落胆する彼。
「もーっ!!!」と、わたし。
仕方ないよね。
逢瀬の前日まで、彼がわたしのところに来てくれる予定。
それを、ひっくり返したのは、わたし。
急にわたしが行くって言いだしたから。
器用な彼じゃないこと、わかってる。
前日にデートプランを考えるなんて、、、無理だよね。。。
わかってるのに。噛みつく。
なんだかな。。。って思う。
ごめんね、が言えない。。。
「暑いからつなぎたくない!」と、わたし。
しばらく、手を離して歩く。
修学旅行生、外国人観光客でにぎわう中、
わたしたちは無言。
暑いのは、彼のせいじゃないってわかってる。
だけど。不快指数が頂点のわたし。
笑顔を彼に向ける余裕などなかった。
離島から戻ってきて。
「ちょっと早いけど、お昼にしようか?」と、彼。
お昼は、名物の「あなご飯」のお店へ。
有名店だけに、開店してすぐに長い行列ができた。
「混む前の時間でよかったね、美味しかった」と、わたし。
「うん、よかった。らぶ、機嫌戻った、、、?」と、彼。
心配そうに、わたしの顔を覗き込む。
「うん、まあね」と、わたし。
素直になるまで、もうちょっとかかりそう。
お昼を済ませた私たち。
「ゆっくり話したい」と、わたし。
「うん、わかった」と、彼。
彼の車で向かったのは。
海岸線沿いの隠れ家的なホテルでした。
続きます。